インフルエンザの感染が拡大する中、ヨーロッパで急速に拡大している「A香港型」の変異型ウイルス「サブクレードK」が国内でも確認されています。

日本に持ち込まれた要因として、万博など大規模イベントの開催で、外国人観光客が多く訪れたことが背景にあるとされています。

とよひら公園内科クリニック 藤本晶子院長
「年明けに(流行が)ワーッと来るっていうのが例年だった。例年と比べると(流行が)本当に2ヶ月早い感じはします」

さらなる拡大が見込まれる、インフルエンザにどう対応すべきか。このクリニックでは、新しい検査方法を取り入れました。
《カメラで撮影するだけ?AIが陽性判定》

通常の検査では、鼻の粘膜を取るために 鼻の奥に綿棒を差し込みますが、AI搭載インフルエンザ検査「nodoca(ノドカ)」は口を大きく開けて、カメラで喉の奥の写真を撮影するだけです。

この画像と患者の問診票データをAIが解析。数秒後には陰性か陽性の判定がされるといいます。

とよひら公園内科クリニック藤本晶子院長
「ものの数秒で検出なしとか、検出ありって出てきますね」
インフルエンザに感染していると、のどに水泡のようなものできますが、「nodoca」ではそれを判別します。

とよひら公園内科クリニック 藤本晶子院長
「熱が出て割とすぐ判断できるというのは、この機械の一番のメリットです。治療が早くできる。とんでもない合併症を起こさずに済む」

鼻の検査のような痛みや不快感がなく、子どもや高齢者に優しい検査となっていて、医師も迅速な診断ができる画期的な検査方法として期待されています。







