突然の政策変更と報道で知る現実

 トランプ大統領の関税問題もそうですし、今回の件もそうです。突然ポンと出てくる。この前も申し上げましたが、私たちは報道で知るんです。このような仕組みが普通だと捉えていいのか。

こういう時に、私たちの声を発信できる場がないんです。どこに相談をしたらいいのか。保証してくれというわけではありませんが。
工場登録にしても、どういう目処でどういう形になっているのか、どこまで進んでいるのかさえ聞かされていません。

今回も禁輸がまた始まりましたという形になって、それがどういう形でこれからどうなるのかということも、全く聞かされないんです。

禁輸から、関税も、すべてにおいてそうなんですね。そういう仕組みが必要なのではないかと思いますが、それがない。もうそろそろ考えてくれてもいいと思います。

政府の対応への疑問

 向こう側としては理由があって禁輸という形にしています。その理由が日本的な捉え方としては理不尽だと思っているわけです。でも中国側としては、理不尽なことを言っているつもりはないと言うじゃないですか。でも、それは私たちが何もできるわけではありません。

米の問題などいろいろあるのはわかります。でも、私たちはまだ引きずっている問題があるんです。

禁輸になった時、マスコミの皆さんも報道してくれて、本当に助けられました。そういう情報が流れて、多くの方に支援していただいた部分もすごく多いんです。
でも、それが解決につながっていない。解決につながりそうだったのが、また今日、元通りになりました。

政府も、もうちょっと農林水産業、特に水産に関しての仕組みを考えてくれる人が出てきてくれてもいいのではないかと思います。