19日から20日にかけて、札幌市から稚内市まで約260キロの距離をタクシー乗車したにもかかわらず、9万円余りの料金を支払わなかったとして、自称・アルバイト従業員の女が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、北海道稚内市に住む自称・アルバイト従業員の女(38)です。
女は、19日午後11時ごろから20日午前6時ごろにかけ、札幌市中央区から稚内市の自宅付近までタクシーに乗車し、料金9万670円を支払わなかった疑いが持たれています。
警察によりますと、女は札幌市中央区でタクシーを拾い、運転手に「明日仕事があるので稚内まで行ってほしい」などと話し、タクシーに乗車しました。
タクシーは約260キロの距離を約7時間かけて稚内市に到着しました。
目的地付近に停車し、運転手が会計のため、女に所持金についてたずねると、女は「今は持っていないので待ってください」などと運転手に話しました。
「そういうわけにはいかない」と運転手とやり取りになり、運転手が「札幌から乗車させたお客さんが運賃を払ってくれない」と警察に通報。
駆けつけた警察がその場で女を逮捕しました。
警察の調べに対し、自称・アルバイト従業員の女(38)は「(近く)お金が入るので、運転手に待ってもらおうと思った」と容疑を否認しています。
札幌~稚内間の距離は、東京~名古屋間の距離とほぼ同じで、警察は、女がなんらかの理由で急いで自宅に帰ろうとしたとみて、動機などを詳しく調べています。







