《“いびき”の先に潜むキケン》

札幌市に住む雅子さんは、5年前 に「睡眠時無呼吸症候群」と診断されて以降、
「いびき・無呼吸外来」に通い治療を続けています。

札幌もいわ徳洲会病院・後平泰信院長
「この時（5年前）は、1時間あたりの無呼吸の回数22回止まっていたが、今回9月9日から11月3日までの結果としては、無呼吸の回数は、1時間あたり0.5回に落ち着いてます」

「いびき」や「日中の強い眠気」などが主な症状で、交通事故のリスクは健康な人の５倍と言われています。

この病気は「自覚症状」がないことが、発見を遅らせます。雅子さんも 最初は「いびきが気になる」程度だったといいます。

5年前に 友人に勧められた専門外来で『睡眠時無呼吸症候群』と診断。当時は、寝ている間の1時間に20回以上呼吸が止まっていました。

札幌市在住・雅子さん（60代）
「（自分では）分からないんですよ。その時は全然自分がそうだって、6時間は最低寝てても、結局は眠れてない…」

その後、『CPAP』と呼ばれる鼻から空気を気道に送る治療機器を、寝る時に装着することでいびきが改善し、熟睡できるようになったといいます。

札幌市在住・雅子さん（60代）
「すごく寝てると思います。家族にも迷惑かけなくなったし、 体はやっぱり楽ですね。（深く）眠ってるから」

放置すると、大きな病気に発展する恐れがあると、医師は指摘します。

札幌もいわ徳洲会病院・後平泰信院長
「もちろん、いびきや眠気もそうだが、放っておくと脳卒中や高血圧・狭心症などのリスクも出てきます」