今月12日朝、札幌ススキノで自分が経営する飲食店で、24歳の男性従業員に対し、暴力団関係者であるかのように装って脅迫したとして、52歳の男が逮捕されました。

暴力行為法違反の疑いで逮捕されたのは、札幌市北区に住む52歳の飲食店経営の男です。男は12日午前6時ごろ、札幌市中央区南5条西4丁目にある自分が経営する飲食店で、24歳の男性従業員に対し、「俺はヤクザとも客引きとも繋がっているからいつでも呼べる。次お前が風紀をやったら殺すからな」と、自身が暴力団関係者であるかのように装って脅迫した疑いがもたれています。

警察によりますと、事件から2日後に、被害に遭った男性従業員が警察を訪れ「飲食店のオーナーに脅迫されている」と被害申告。

警察は、店内の防犯カメラを確認するなど裏付け捜査を進め、容疑が固まったとして、事件からおよそ10日たった23日午前、男を逮捕しました。

取り調べに対し、52歳の飲食店経営の男は容疑をおおむね認めていて、「脅迫した事は大体あっている」と話しているということです。

警察は、被害に遭った男性従業員が店の規則に反し、系列店の女性と交際していることに対して、男が腹を立てたとみて、事件の経緯を調べています。また男が実際に暴力団の関係者とつながりがあったかどうかなどについても、警察は詳しく調べています。