■個性的な１冊との出会い

札幌市中央区にあるマンションの一室。今年1月にオープンした、個人が運営する図書館「祝日」です。

その名の通り、主に祝日と土日に開館し、貸し出しはありませんがSNSで事前予約すれば、誰でも無料で読むことができます。

私設図書館祝日　佐々木夕方代表
「もともと本のある場所とか本棚が好きということがありまして、そういう場所を自分で作って皆さんに来ていただきたいという思いから始めました」

1DKの室内には、約3000冊の本がズラリ。そのほとんどが本好きのオーナー・佐々木さんの私物です。

私設図書館祝日・佐々木夕方代表
「タイトルだけ見て、これ面白いねって言って手に取っていただく方も多い。例えばこういった「面白くない話事典」とか。筆者の方が、街中で聞いた面白くない話を記してある」

思わず手に取りたくなるタイトルから、書店では、あまり見かけない自費出版の本まで…心惹かれる一冊に出会えます。

私設図書館祝日　佐々木夕方代表
「ここで見つけたお気に入りを本屋で買って、自分の家や自分の空間に迎え入れていただくのが、本好きとしては一番うれしいことかなと思う」