夢のスタジアム・アリーナ構想の実現へ

レバンガ北海道小川嶺会長
「アリーナを作るのであれば、札幌駅周辺の利便性の高いところにアリーナを作り、まちが新しく作られるくらいの規模を、レバンガとしてチャレンジしたい」

札幌駅周辺でのアリーナ建設を目指す、レバンガの小川オーナーです。

3ヘクタールの敷地に1万人以上を収容できる施設を想定していて、ホテルや商業施設などを含めた「まちづくり」を掲げます。建設場所としては、JRの苗穂工場周辺や中島公園などが取りざたされています。

一方、コンサドーレの石水社長も、大和ハウスプレミストドームでの運営に注力していくと前置きした上で、新たなスタジアム構想について言及しました。

北海道コンサドーレ札幌・石水創社長
「議論は引き続きやっていきたいと思うし、やっぱり発信をしていかないと現実的にもならないと思うので、これからも可能性を探りながら、発信していきたい」

そんな2人が理想とする形が、2024年に長崎市にオープンした「長崎スタジアムシティ」です。

約7.5ヘクタールの敷地に、サッカースタジアムとアリーナを配置。ホテルやショッピングモール、オフィスビルなども備えた複合施設です。さらにこんな楽しみも…。

地上60メートルから飛び立つジップライン。長崎の絶景はもちろん、スタジアムをまるで鳥になったような気分で見下ろせる、遊び心溢れるスタジアムです。

さらに、JR長崎駅からは徒歩10分という好立地。こんな夢のような施設を、札幌に作ることができるのでしょうか?

都市開発の専門家は…

都市開発に詳しい北海商科大学・池ノ上真一教授
「アリーナ建設を考えると、自治体との連携は欠かせない。市民の意見、周りの事業者の意見をちゃんと聞いて集約できるのが行政。フェアな関係で、むしろ一緒に作るぐらいの感じでやってほしい」