◆【拘置所で過ごす被告の女(20)の今】
現在、被告の女は、弁護人と頻繁に接見していて、ドリルや参考書などの差し入れを受けているとのことです。弁護人によれば、日本語の語彙力、基本的な教育ができていないと、事件を受け止めて理解して、そして反省し、今後どうするのか。
罪と向き合うことすらできない状態だったことから、教育をちゃんとすることで、自分が犯した罪に向き合うことに直結すると、弁護人は考えていると、17日の会見で伝えました。
◆【弁護人宛ての手紙に綴られた言葉】
11月下旬、弁護人へ差し出した手紙には、1日に9時間から13時間の勉強をしていることなど、自らの近況を記したあと、被害者と被害者の家族に向けた、謝罪と後悔を綴っています。
◇《被告の女(20)の手紙》 ※一部抜粋:
『最近とくに被害者の子とそのご家族の方々の事を毎日のように考えてしまって、事件のあった日の事を思い出したりすると、本当に取り返しのつかない事をしてしまって、被害者の子のご家族のお気持ちを考えると、涙が止まらないんです。
リコさんの事を止めていればこのような事にはならず、被害者の子は今頃生きていて普通に暮らしていたかもしれない。でもリコさんと私は結果、亡くならせてしまったんです。
本当に後悔でしかなく、当時に戻れるなら、私の命にかえてでも、被害者の子を助けてあげたいです。何回も当時に戻りたいと思いました。
大切な娘様の命を奪ってしまって、私が言える立場じゃないんですけど、辛くて涙が止まらなくて。
一番辛いのは被害者の方々で、ご家族のお気持ちを考えるとなんて言ってよいのか。償っても償いきれないほどの重い罪を犯してしまって、どうしたら良いのでしょう。
自分の犯した罪を裁判できちんとさばいてもらい刑に従う事しかできません。
この先、一生一人の女の子の命を奪ってしまったという責任と重い罪を背負っていきたいと思います。
明日からも、自分のした事と向き合いながら、どう償っていくべきか考え、勉強も頑張っていきたいと思います』
ーー事件から半年での心の変化。裁判では被告の女の発言も注目されます。初公判は、来年2月27日の予定です。