◆【内田被告に“舎弟”と呼ばれていた被告の女(20)】
北海道旭川市で今年4月、当時17歳の女子高校生を橋から転落させて殺害した、殺人などの罪で起訴されている20歳の被告の女(=逮捕当時19歳)について、弁護人が17日会見を開き、裁判では、起訴内容について認め、情状酌量を求めていく方針を示しました。
また、被告の女(20)が、弁護人に宛てた手紙に綴った“謝罪”と“後悔”について、会見でその内容を明らかにしました。
◆【被告の女(20)の弁護人が会見】
起訴状によりますと、旭川市の20歳の被告の女(=逮捕当時19歳)は、同じく起訴されている内田梨瑚被告(22)と共謀し、今年4月、旭川市神居古潭で、当時17歳の女子高校生に暴行を加えた上、吊り橋の欄干に座らせ、「落ちろ」「死ねや」などと言って、転落死させた殺人などの罪に問われています。
17日の会見で弁護人は、被害者の女子高校生を橋から転落させるに至った具体的な状況について、被告の女が話している内容を明らかにしました。
被害者を転落死させるまでの具体的なやり取りも…事件現場の吊り橋(北海道旭川市神居古潭)
◆【吊り橋での被害者とのやり取り】
殺害現場となった旭川市郊外の神居古潭の吊り橋では、内田被告(22)が、被害者の女子高校生に服を脱ぐよう命じ、全裸の状態で、欄干に川側を背にして座らせました。
謝罪の動画を撮影する際、被告の女(20)が、被害者の両ひざを軽く押し上げたところ「嫌だ」と言って、被害者が、女にしがみつくような形で、橋の床の上に戻ってきたということです。