■春になって自転車シーズン到来の札幌で目撃した危ない運転

雪がとけ、マチの中でよく目にするようになったのが自転車です。

自転車利用者は…
「天気も良くて、雪も無くなって来たので自転車使っています」
「通勤ですね。とても便利」

JR札幌駅南口に今月オープンした新しい駐輪場です。

一時利用は1回100円、定期利用の場合は1か月1000円の料金です。マチの中心部とあって、多くの利用が見込まれています。

しかし、自転車人気が高まる中、こんな問題も…。

 取材ディレクター
「(自転車の前輪を上げて)車道でウィーリーしている人がいます。危険な運転をする人たちがいます」

気軽に乗れる便利さと同時に、事故のリスクも…。自転車に潜む危険を“もうひとホリ”します。

札幌中心部で自転車に乗る人をウォッチすると…。

ヘッドホンをつけて周囲の音が聞こえにくい状態での運転や、自転車走行が禁止されている大通公園の中を走るなどルールを無視した姿が見受けられます。

さらにはこんな人も…。

 取材ディレクター
「スマートフォンで電話をしながら運転している人がいます。非常に危険です」

通話をしながら、片手で走行。大きな事故に繋がりかねない危険な行為です。

マチの人たちは…
「車と歩行者も関係なく、スルスル行っちゃう(自転車の)運転はすごい危ないと思う」
「乗りながら携帯とか触っていたり、イヤホンしていたりすると、危なくて怖いなと思う。子どもも歩いていると、自転車にぶつかりそうになったりするので、やめて欲しいと思う」

警察庁によりますと、2022年に全国で起きた自転車の死亡・重傷事故は年間7107件。このうち7割以上が、自転車側にも法令違反がありました。

北海道警本部交通部 藤原 学管理官
「自転車が関係する重大な交通事故も発生していますので、引き続き、一時不停止であるだとか、信号無視だとかそういった悪質危険な違反は、積極的に取り締まりを進めていきます」