中学校に「衛星携帯電話」

(豊田市 防災対策課 深津拓也さん)
「こちらが衛星携帯電話。衛星にアンテナが向いている」
能登半島地震では通信が遮断され、どの集落が孤立しているのかを行政が把握するのに時間を要しましたが、豊田市は全ての中学校区に衛星電話や無線を配備して、基地局が被災しても通信できるよう備えています。
さらに…。

(豊田市 防災対策課 深津拓也さん)
「こちらは外部給電機能が付いているPHV車」
停電になっても車体から電気を供給できるプラグインハイブリッド車。
ガソリンが満タンなら1台で2日ほどは避難所となる学校の体育館やトイレに電気を送ることができ、スマートフォンの充電も可能です。

豊田市は地元のトヨタ自動車から寄贈されたものも含めて、孤立する可能性がある地域などに約50台配備しています。
(豊田市 防災対策課 濱田孝光課長)
「できうることは対応しているが災害は想定外が起こる。いろんなものを用意しているが、本当にこれだけでいいのか。いま一度、今回の地震の検証を踏まえて考えていく必要がある」