能登半島地震では集落の孤立が相次ぎ、支援が行き届かない状況が長く続きました。

この地方の対策はどうなのか、孤立が想定される現場で取材しました。

能登半島地震では土砂崩れによる道路の寸断などで多くの集落が孤立しました。

愛知県では災害時に迂回路がないなどとして、孤立するおそれのある集落が約500か所、想定されています。

このうち4割以上が集中するのが山間部が多い豊田市です。

市内の北東に位置し長野県や岐阜県と接する稲武地区には約2000人が暮らしています。

2014年2月

10年前には大雪で地区に通じる全ての道路が寸断されて一時孤立状態に。

停電したうえ、復旧のための車も入れませんでした。

この経験も踏まえて豊田市では孤立集落の対策に力を入れています。