学生の頃は“おっちょこちょい”で済んでいた
交流会を開いたのは、名古屋で発達障害のある人たちの支援活動を行う、水月ひなたさん。ここ最近、白浜さんのように大人になってから発達障害と診断される人が
増えてきているといいます。

(水月ひなたさん)
「平成5年くらいに生まれた子供だと検査で(発達障害だと)わかったりするが、それ以前に生まれている人だとそういうことがないのでわからない。なんとなく学生の時も困っていたが、勉強さえできていれば何とかなった。社会人になってマルチタスク(同時平行作業)ができなくて困り始める」
この日、交流会に訪れていた岡田奈々美さん32歳。
(岡田さん)
「20歳の時に注意欠如・多動症=ADHDの不注意型と診断されて、忘れ物が多いとか時間が守れないとか、片付けができないというタイプ」

注意力が散漫で、自分の興味あること以外には集中力が続かないなどの特性がある“ADHD”。
(岡田さん)
「学生の頃は“ちょっと変わっている”か、“ちょっとおっちょこちょい”で済まされていたが、社会のルールで生活するとなった時に初めてつまずいて、病院に行きました」
岡田さんの名古屋市内の自宅にお邪魔しました。

夫と、5歳と3歳の子どもの4人で暮らす岡田さん。その生活の様子を覗いてみると…
子どもが遊んだおもちゃなどを片付けるのは、夫の修一さんです。
(夫・修一さん)
「(妻は)片付けができないという部分で、出したものがそのままの状態で1日、2日そのままということもあるので」
