海苔1枚あたりの価格 5年前の2.5倍に
(荒木社長)
Q.10枚で1620円は高級品では?
「海苔の生産量が伸びないどころか落ちている。そこで3年連続で値上げをするという結果に」
日本の海苔の生産量は、2015年~2021年は年間60億枚以上で安定。しかし、2022年と2023年は、海水温上昇の影響などで半世紀ぶりに50億枚を切りました。このため需給バランスが崩れ、価格は大幅に上昇。去年の海苔1枚あたりの価格は、5年前の2.5倍になりました。

例えば『名古屋マダムのり子夫人』は、2年前は540円。しかし、現在は756円です。
(荒木社長)
「非常に『海苔離れ』は感じている。先週、問屋セールを行ったが、『海苔の値段上がっているからね。こういうタイミングで買っておきたい』という客が結構いた」
では、この先の価格は?
(荒木社長)
「このまま高止まりするとは考えにくい一方で、消費者に届く価格については相場の価格がどう動くかでまったく読めない」
Q.海苔離れをどう感じる?
「日本の伝統食品ということを考えると、海苔離れが進んでいくのは辛い。さみしい限り」











