除草剤を使っても生えてくる“脅威の生命力”

ここに繁殖するオオバナミズキンバイへの警戒をいち早く呼びかけてきたのが「なごや生物多様性保全活動協議会」の小菅崇之さん。

(小菅崇之さん)
「去年は全くこの水路は生えていなかったんです。なのに、今年来たらここまで広がってるというのは本当に驚きで、どうしようって感じです」

(コメ農家 毛利圭吾さん)
「繁殖率がすごくて、除草剤を振ったり草刈りしても、ちょっとした断面からばーっと広がって、穂の高さまで来る」
(コメ農家 毛利道郎さん)
Q.除草剤で殺したものからまた生えてくる?
「はい」

除草剤で枯らしたはずの茎からは、新しい葉っぱが生えていました。さらに、この植物の適応能力も、駆除を難しくしています。

(小菅さん)
「水の近くにあるときは(葉は)丸いが、陸地にあるものは若干細くなったりする。水陸両用という感じで、水に浮くときに、葉っぱが丸い方が安定感が出るのでしょうね」

水上でも、陸上でも、形を変えて繁殖し続ける。それが、この侵略植物の脅威を一層高めています。