副反応報告のほとんどが「評価不能」

患者たちの声は届いたのか。午後5時を過ぎた厚労省前は、騒がしくなってきました。

(大石)
「薬害の各団体の患者・支援者らが続々と集まってきています。このあと午後5時半から、マイクを持って自分たちの窮状を厚労省に向かって訴えるようです」

「厚労省の入り口すぐ脇には、過去の薬害を反省した上で、二度と繰り返してはいけないという“誓いの碑”があります。きょう昼過ぎには、その前で集会が行われましたが、大臣は淡々と業務をこなしているように見えました。

大臣が立ち去った時に新型コロナワクチン患者の会が、自分たちの思いを訴えたんですね。距離からして確実に耳には届いていたと思うんですが、大臣の心には届いていないような印象を持ちました。新型コロナワクチンはとにかく被害者が多いので、原因究明・救済をしっかりしてほしいと思います」

副反応を訴えたケースのほとんどを「評価不能」、わからないと結論づけている国。国策で接種を進めた以上、積極的な救済は当然ですが、根本的な原因究明に取り組むことも同様に重要な課題です。