アメリカの指令は「名古屋を消せ」

戦時中、名古屋は軍需産業が盛んだったため空襲の主な標的に。アメリカ軍の名古屋空襲は、計63回。2500あまりの爆撃機が、爆弾を雨のように落とした。

失われた命は、7858人。街は焼け野原に…

名古屋空襲を経験した、井戸早苗さん(87)。当時の体験を語り継いでいる。

(名古屋空襲を経験 井戸早苗さん)
「アメリカの指令は『名古屋を消せ』。警戒警報は今でも覚えている。6歳だったけど1人で逃げなきゃいけなかった。電線が下がった所に髪の毛や衣の切れや…爆風で。この怖さは言い表せない」