高層マンションが増え続ける今の日本、名古屋で巨大地震が起きたときマンションで、どのような被害が起きるのでしょう。

名古屋市西区の19階建てマンション。おととし完成し462世帯・約1500人が暮らしています。

(三菱地所レジデンス 名古屋支店 須田真理子さん)
「(水も)ポンプ、電気の力を使って各部屋に給水しているので、電気が止まると部屋に水もいかなくなる。(マンションが)新しいから大丈夫というわけではなく新しくても、そういった危険性がある」

マンションで心配なのが、大きな地震に付き物の「停電」。上層階へ水を上げるのもエレベーターも電気が頼りで、停電時には多くのマンションでエレベーターはもちろん、飲み水もトイレも使えなくなります。

名古屋市では南海トラフ巨大地震の際、最悪のケースで1週間程度停電が続く想定ですが、電気が復旧しても専門の技術者が点検するまでエレベーターは動きません。

名古屋市内に11階建て以上の高層マンションは約2800棟もあり、復旧にはかなりの時間がかかると考えられます。