近所では別の不発弾2発も見つかる
近所に住む人は…。
(近所の人)
「私のおばあさんや叔母さんも大空襲の時に亡くなった。地下を掘っていないような所は、たくさん出てくるのではないか」
「隣りも2つ出た。これで3つ目。うちの周りから出るのでびっくり」

実は今回、不発弾が見つかった場所から目と鼻の先ほどの距離の場所でも、今月14日と去年10月に相次いで不発弾が見つかっていました。
これまでに見つかった不発弾は、起爆装置にあたる「信管」が保護されていて、直接強い衝撃をあたえない限り、爆発の危険は低いということですが、過去には事故につながったケースも。
去年10月、宮崎空港の滑走路で不発弾が爆発、この影響で滑走路が11時間余りにわたって閉鎖され、80便以上が欠航しました。

戦後80年の今も消えない、戦争の爪痕に名古屋市の広沢市長は…。
(名古屋市 広沢一郎 市長)
「これだけ立て続けに出るというのは率直に言って『驚き』。まだ埋まっていたのか。名古屋の空襲はすさまじかったと改めて感じる」

名古屋市は、きょう警察や自衛隊などと対策本部会議を開き、まず今月14日に見つかった不発弾について、来月20日に撤去することを決定しました。
撤去当日は現場から半径約200メートル内の住民らに避難を求めるほか、道路規制などを行う予定で、今回見つかった不発弾についても「関係機関と協力して速やかに撤去する」としています。