「2割~3割は値上げをお願いしたい」
(伊藤煙火工業 伊藤照雄会長)
「花火一発の値段は、コロナ前に比べ、最低でも2割~3割は値上げをお願いしたい」

そのほか、花火大会を開催するのに必要な備品のレンタル料や人件費など、ありとあらゆる価格が上がっています。
そのため津市では、「津花火大会」を開催するにあたって、企業や市民らにむけて例年4月から協賛金の募集をはじめていましたが、ことしは2月1日から募集を前倒ししました。

(津市観光振興課 岸江直彦さん)
「市からの負担金というのも出ているが、皆さんから広く協賛を募ることで、経費を確保していきたいと思う」
今年の「津花火大会」にかかる費用の見通しは約3800万円。
津市の負担金1000万円や、去年からの繰越金などを活用しても、今年は約2400万円の協賛金が必要という計算になります。
先立つものがなければ、中止は致し方なしとなるのか…

さらに津市では、ことし8月に行われる予定の「久居花火大会」についても、2月1日から協賛金の募集を開始しました。
去年からの繰越金も活用し、協賛金の目標額は1300万円に設定しているということです。
市民を長年元気付けてきた花火大会。この夏、夜空に大輪の花が咲くことを願ってやみません。
この記事を13日朝に掲載した際、花火大会の費用見込みと協賛金の金額に誤りがありました。
今年の津花火大会の費用の見込みは3800万円で、必要な協賛金は2400万円。
久居花火大会の協賛金の目標額は1300万円です。訂正してお詫びいたします。