愛知県稲沢市の「国府宮はだか祭」の主役、神男が(しんおとこ)が決定しました。ことしの神男、どんな人なんでしょうか?

30日、愛知県稲沢市の国府宮の楼門前に建てられた「標柱(しめばしら)」。天下の奇祭「国府宮はだか祭」の開催を告げるものです。
尾張地方に春を告げる祭り本番は2月10日。ことしの神事がついに幕を開けました。

「祭」の主役は“神男”、世の厄を一身に背負うことになりますが、祭り当日は、下帯姿の“はだか男”達が神男に触れ、厄を落とそうと激しい「もみ合い」を繰り広げることで知られています。

30日、ことしの“神男”を決める選定式が午前10時から行われました。
志願者は25歳から39歳までの5人。選定式の直前に候補者たちに聞きました。

(高柳智哉さん:37歳)
「今回(志願して)4回目。感謝の気持ちを持って、みなさんの厄を背負っていきたい」
(加藤稜大さん:26歳)
「(志願して)2回目。子どものころからずっと、この祭りに出ていて。いつかは自分も(神男)になりたいと思って立候補した」
(木村勇樹さん:25歳)
「(志願するのは)初めてです。ことし25歳ということで厄年なので。その区切りとして歴史の長い祭りの大役をやりたい」