新酒の完成を知らせる「杉玉」のかけかえです。

岐阜県高山市の「舩坂酒造店」は江戸時代後期から続く老舗の造り酒屋で、9日朝、新酒のできあがりを知らせる神事、「杉玉」のかけかえが行われました。

直径80センチ、重さ70キロほどのサイズの緑色の新しい杉玉が、職人らの手によって軒下にかけかえられると、飛騨の祝い唄「めでた」や「鏡開き」で新酒の完成を祝いました。

(舩坂酒造店 平岡誠治さん)
「猛暑でコメがとけにくい傾向ですが、ことしは良いお酒ができた」

訪れた観光客らには搾りたての新酒が振舞われ、美味しそうに味わっていました。蔵出しされた新酒は飛騨地方などへ出荷されます。