安倍元総理の「国葬」が終わりました。この国葬に出席した、愛知県の大村知事が取材に応じました。
また、出席した人、しなかった人…東海地方選出の国会議員に聞きました。
(愛知・大村秀章知事 27日午後6時前)
「政治家、個人として長いご厚情をいただいた。感謝の思いと、改めて『長い間本当にお疲れさまでした』と。賛否両論あることは承知している。その点は国会、または有識者で議論していただくことではないか」
参列した人、しなかった人…東海地方選出の国会議員2人に、CBCテレビ「チャント!」の大石邦彦アンカーマンが「国葬」について聞きました。

(出席した 自由民主党 工藤彰三衆議院議員 東京・千代田区 午後6時過ぎ)
「本当に安倍さんが、今の政治の世界から去ってしまったのだなと、すごい寂しさを感じました」
Q.賛否が分かれた国葬 評価は?
(自由民主党 工藤彰三衆議院議員)
「法制化をきちんとしておくべきだった。3188日も総理を在任して、功と罪、いろいろなことがある。国を押し上げた、そして世界の中の日本の位置づけを戻した。それを私は功績と思いたい」
Q.国葬予算・税金16億円超 自民党としてどう示す?
(自由民主党 工藤彰三衆議院議員)
「きちっと見て、無駄がなかったのかどうか、本当に必要だったのか、検証するのが、与党の議員としての役目」
一方、国葬に参列しなかった立憲民主党の斎藤嘉隆参議院議員は。
Q.国葬に参列しなかった理由は?
(立憲民主党 斎藤嘉隆参議院議員 東京・千代田区午後5時過ぎ)
「いろいろあるが、国葬実施に至るまでの“プロセスの問題”。もちろん安倍元総理へ弔意を示したい気持ちはありますが、肝心の国会での議論を経ないとか、法的な根拠が非常に乏しいとか問題があったので、国会議員の一人として出席するべきではないと判断した。もっときちんとした形で議論をしてお見送りをするということであれば、私たちも参加できたと思う」
Q.これから国葬はどうなるべき?
(立憲民主党 斎藤嘉隆参議院議員)
「まず国葬というものがどういう定義なのか、法的な位置づけをすべきだと思う。ルールにのっとってあり方を議論した上で、必要であれば国民の総意として行っていく」