「春日丘を倒すことだけを考えて…」
王者・中部大学春日丘に挑む名古屋高校。
準決勝の栄徳戦は、前半21対10とリードして折り返すものの、後半に逆転を許す苦しい展開。

しかし、二木久善監督は動じていなかった。これまでは目の前の相手を倒すために一戦必勝で試合に臨んでいたという。
「ことしは春日丘を倒すことだけを考えていた」
そう話す二木監督は、栄徳相手に苦戦することは想定の範囲内。最後は逆転のトライを奪い、28対22で勝利し春日丘への挑戦権を得た。

名古屋は、これまで3年生全員が25人いるベンチ入りメンバーに入っていた。しかし、ことし初めて3年生をメンバーから外す決断をした。
これは本気で花園に行くという決意の表れ。すべては春日丘を倒すため。二木監督はロースコアの試合展開で勝機を見出す考えだ。
