10月も「台風」に注意必要

過去最も遅い台風の上陸は、1990年に和歌山県に上陸した「11月30日」です。

気象庁HPより

【上陸日時が遅かった台風】(上陸日時と上陸場所)
最も遅い:1990年11月30日14時頃 和歌山県白浜町の南
2番目に遅い:1967年10月28日03時半頃 愛知県南部
3番目に遅い:2017年10月23日03時頃 静岡県掛川市付近
4番目に遅い:2004年10月20日13時頃 高知県土佐清水市付近
5番目に遅い:1955年10月20日12時頃 和歌山県田辺市付近
6番目に遅い:1979年10月19日10時前 和歌山県白浜町付近
7番目に遅い:1998年10月17日16時半頃 鹿児島県枕崎市付近
8番目に遅い:1987年10月17日00時頃 高知県室戸市付近
9番目に遅い:1951年10月14日19時頃 鹿児島県串木野市付近
10番目に遅い:2014年10月13日08時半頃 鹿児島県枕崎市付近

上陸が遅いランキングを見ると、11月30日の極端な例を除けば「上陸」は10月いっぱい。特に4番目以下は10月中旬までです。

では、接近するのはいつ頃までか?平年値をみると、10月に入ればガクッと少なくなりますが、まだ1つくらいは接近してもおかしくありません。

気象庁HPより

※接近の定義は、気象官署(気象台や測候所)から、台風の中心が300キロ以内に入ったときを現します。

現時点で出されている、ヨーロッパ中期予報センターや日本のスーパーコンピュータではじき出された計算では、南の海上に熱帯性の大気の乱れ=熱帯擾乱は目立っていません。ただ、アメリカの予想を見ると…

アメリカ海洋大気庁 10月24日(木)午後9時

フィリピンの東海上に、“熱帯擾乱”が現れます。
ただ、実際に発生するかどうか不確実な状況で、さらに日本に影響が出るかどうかもわかりませんが、まだ10月いっぱいは台風の情報に注意が必要ということは、言えそうです。

全国の週間予報

週間予報でみると、台風や熱帯低気圧の影響はみられませんが、本格的な「秋」の空気が入ってきて、気温が下がりやすくなります。

最高気温は、25℃以上で半袖でも過ごせるくらいの日が多くなりますが、最低気温は沖縄以外で20℃以下が続き、東京は15℃位まで下がる日がでてきそうです。

平年並みか高い日が多いものの、これまでに比べればだいぶ秋らしくなります。
気温の差が大きくなりますので、服装でうまく調節して体調管理にもお気を付けください。