海面水温が高いエリア進むため…また勢力強めるか

もうひとつは、専門用語で「鉛直シア」が強かったこと。

台風は、上空高い所と低い所が同じような風だと渦が強まり、発達する傾向にあります。しかし、上空の高い所の風が強く、低い所が弱かったりすると、台風の渦が傾くなどして、発達が抑制されてしまいます。

今回は、「鉛直シア」が強かったため、勢力が弱まったとみられます。

ただ、これからは違います。鉛直シアが弱まるだけでなく、沖縄本島の西側の海面水温が30℃以上という、高いエリアを進んできます。台風は、暖かい海面水温から蒸発する水蒸気をエネルギーにして、これから勢力を強める見込みです。

つまり発達のピークはこの後で、沖縄から奄美地方にお住いの方だけでなく、沖縄方面に旅行などに行く方も14日(土)15日(日)は、交通などに影響が出る恐れがあり注意が必要です。

また太平洋側ではうねりが届くため、3連休は高波に注意してください。