「最初は“女ホスト”なんて認めないぞという感じ…」 いま男性の同僚は

小学生の時、初めて好きになったのは「女の子」。その後、男性と交際したこともありましたが、女性しか愛せない自分に気付いたといいます。
(ホスト 一葉漣さん)
「元々生まれてからずっと女だと思って生きていたので、性同一性障害ではなくて。女だけど女の子が好き」
一葉さんがホストを選んだ理由は、キラキラした世界が好きで、目立つことが好きだから。元々憧れがあり、女性相手に接客したいと思い、ホストを目指しました。
(ホスト 一葉漣さん)
「僕の中ではめちゃくちゃ普通だが、世間一般的にみたら普通じゃないというのは理解している。時代がジェンダーレスになって、最後のチャンスとして26歳から始めた」
店が閉まった後は、同僚のホストと打ち上げです。仲間のホストたちは、今では女性の一葉さんを自然に受け入れていますが、最初は違ったそうです。
(ホスト 一葉漣さん)
「最初は『女ホストなんて認めないぞ』という感じだった」
(同僚ホスト)
「今は違うけど、最初はそう思っていた」
(同僚ホスト)
「売れなくて辞めると思っていた。女の子だけど、僕ら男と同じくらいの熱量。おとこ気を持ってやっている」
今では、同僚も客も、違和感なく一葉さんを受け入れています。
(ホスト 一葉漣さん)
「男性の仕事のホストという職業に、生物学的に女性である人が1人入っているのは、イレギュラーなのは分かっている。分かっているが、僕のやる気や結果で認めてもらえたらいいなと思っている。中途半端な気持ちでやっていない」
何が普通かは「人それぞれ」…一葉さんはきょうも、全力で相手を楽しませています。
CBCテレビ「チャント!」6月12日放送より