脈拍も少なくなり、体温は34℃
27歳の時には体重が27キロまで落ち、ついに入院。歩けなくてトイレにも行けなくなり、服を脱いだり着たりもできなくなったそうです。体温は34度まで下がり、脈拍も少なくなり、一時は命の危険もありました。

それから6年。少しずつ食べるように努力して、何とか体重を増やしましたが、今も外食はせず、スーパーへ買い物に行ってもカロリーの高いものは選ぶことができないそうです。食事は、お米ではなく、カロリーが低いオートミールがメイン。今までは野菜ばかりでしたが、痩せてしまうので、肉か魚か豆類は食べるようにしているそうです。
女性は現在、食べ過ぎてしまう「過食症」という真逆の症状にも苦しんでいます。きっかけは、食べ過ぎた時に吐いて、気分が楽になったこと。最近は毎日のように、過食と嘔吐を繰り返しているといいます。
(15年拒食症に悩む女性)
「食べると止まらなくなって、コントロールできないというか。泣きながら吐いて、つらいのに、またやってしまう。過食嘔吐すると(胃酸で)歯がぼろぼろになります」
15年以上続く摂食障害との闘い。病院が少なく薬もないので、一度かかってしまうとなかなか治りにくいと悩みを吐露します。
(15年拒食症に悩む女性)
「友だち付き合いも悪くなり、孤独になりました。今の時間は一瞬しかないのに、全部つぶれていく。何も考えずに、ご飯を食べたいです」