路線バスの減便が相次いでいます。益田市に本社を置く「石見交通」は、運転士不足などを理由に今年4月から路線バスを減便することを決めました。
4月1日から減便となるのは、益田市内を走る石見交通のバスのうち5つの路線17便で、「蟠竜湖線」が2便、「久城線」が4便、「都茂線」が5便、「土田線」が4便、「梅月線」が2便となっています。
石見交通によりますと、益田営業所管内の運転士の数は2022年度に58人だったのが、高齢化などにより2023年度は51人に減ったとのこと。
さらに、時間外労働の規制が強化される、いわゆる「2024年問題」の影響もあり、現在のダイヤを維持することは困難で減便せざるを得ないということです。
益田市民は
「寂しい限りです。でも、全国的にそういう傾向だから、しかたがないと思いますよ。」
島根県内では、松江市に本社を置く一畑バスや松江市営バスでも減便が相次いでいて、地域の暮らしを支える交通インフラをどう維持していくのかが大きな課題となっています。