トリミング中の事故をめぐっては、ハサミが喉に刺さって愛犬が死んでしまったとして、飼い主がトリマーだった男性に慰謝料の支払いを求め提訴。大阪地裁が約40万円の賠償を命じたことが大きな話題になりました。
一方、こうしたペットのケガにも対応できる「ペット保険」。コロナ禍でペットを新しく迎え入れる人が増加したこともあり、ペット保険の需要が年々高まっています。
ペット保険シェア業界ナンバーワンのアニコム損害保険によると、2008年から始まった「どうぶつ健保」の加入者は右肩上がりで推移していて、2023年8月時点の契約件数は約115万件となっています。

アニコム損害保険 広報担当者
「年々増加の背景として、「ペットは家族」であるという考え方の浸透が背景にあると考えています。
大切な家族であるペットの健康を守るために、人間と同じく保険に加入することが当たり前になってきているのかもしれません。
当社では、2000年の創業当初から『どうぶつ健康保険証』をご用意しています。この保険証を動物病院の窓口で提示するだけで、人間の健康保険と同じようにその場で保険適用がなされる仕組み(=窓口精算)です。こうした保険の使いやすさも当社のペット保険をご愛顧いただいている一因であり、“家族の証“としてこの保険証をより多くのご家族に届けたいと考えています」