島根県出雲市に住む小学4年生が、全身真っ黒の珍しいバッタを発見しました。

BSS山陰放送に寄せられた写真。
白い砂利の上に、全身真っ黒の、バッタとみられる昆虫が写っています。

8月16日、出雲市内のお墓の周りで小学4年生の女の子が発見しました。

発見した小学4年生
「普通は緑や茶色のバッタが黒かったからびっくりしました」
Q何の種類のバッタに見えた?「トノサマバッタでした」

この黒いバッタの写真を、専門家に見てもらいました。

鳥取県立博物館 鶴智之 学芸員
「おっしゃるように、トノサマバッタの可能性もあるんですが、幼虫の段階だと判断が難しいところがあって、似た種類でクルマバッタの可能性もあるかと思います」

では、なぜ黒色なのでしょうか。

鳥取県立博物館 鶴智之 学芸員
「幼虫の時に育ってきた周りの環境の色に合わせて体の色が変わるというバッタの特性があります。黒色に関しては、どういう理由で黒になるのか、まだ分かっていません」

今回はお墓で発見されたということで、墓石など黒いものが多かったことが影響しているかもしれないということで、稀に見つかる珍しい個体とのこと。
発見した女の子は、「夏休みの一番の思い出になった」と話していました。