石川博康 気象予報士
「気象庁は28日午前、台風11号が発生したと発表しました。

アメリカの予想を見ると、気象庁と同じようなルートで2日ごろに沖縄地方に近づく可能性を示しています。

一方、ヨーロッパの予想では顕著な発達はみられませんが、今後予想が変わる可能性もあります。

台風11号は31日から9月2日ごろにかけて沖縄地方に接近するおそれがあります。
ここで気になるのは、台風11号が、先に発生した台風9号に接近することです。これによって動きが複雑になる可能性があるんです。

2つが接近して動きが複雑化することを「藤原の効果」と言って、2つの台風が合体してさらに強くなる可能性もありますし、反発するように互いが離れる動きを取る可能性もあります。
なので進路予想が変化する可能性もあります。

【画像を見る】9月3日にかけての雨風シミュレーション

8月から9月にかけては台風が最も発生するシーズンですので、引き続き最新の情報に注意するようにしてください」