福澤克雄 監督
「生まれも育ちも東京で、東京の人からすると島根・鳥取っていうのは非常に怖い。ほとんど行ったことがない。なので最初に来た時は非常にビビりながら、どんな所なんだろうって。
自分の車で行って、最初は奥出雲だったんですけど、どこもかしこもきれいで、食事も美味しくて一気に好きになったって感じですね」
「半沢直樹」「下町ロケット」など数々のヒット作を手掛けてきた福澤監督は、大の島根ファン。
これまでも日曜劇場「砂の器」や、映画「私は貝になりたい」など様々な撮影で島根を訪れています。
福澤監督をさらに魅了したのが、地元住民の温かさです。
福澤克雄 監督
「島根県との縁は、奥出雲町の観光課長だった宇田川さんという方がいて。砂の器の舞台ですよね、あそこ。
でも1人で来た時、あまりにも遠いから違う所でやりますって言ったら、僕京都で撮影してた時にわざわざ宇田川さんが来られて『来てもらわなきゃ困ります』って感じになりましてですね。
あまりの熱意で、行って歓待を受けてですね、毎回毎回美味しい仁多米のおにぎりを食べて、街の人たちとこの県が好きになって、6回くらい来ましたね」
人々との温かい縁が、人気ドラマと島根県を結びつけたのです。
今後の展開が気になって目が離せない「VIVANT」。
映像の中に撮影の舞台を探しながら見る。島根県民は、そんなぜいたくな楽しみ方もできそうです。