ウサギの元飼い主を直撃すると…

取材班は、今回の件の元飼い主の男性に詳しく話を聞くことができました。

元飼い主

「独りになってしまったもんで、慰めというか癒やしというか…そんなのが欲しいと思って飼ったんです」

元飼い主は、境港市内に住む70代の男性。家族を失ったことから慰めのため、ウサギのオスとメスの2匹を飼い始めたそうです。


元飼い主

「エサをやると、みんな寄ってきて、もうそれが楽しみでね。うさぎ年生まれなもんで、今年もうさぎ年だったもんで、自分としてはかわいがって飼っていたと思うんですけど…」

去勢・避妊手術を行っていなかったため、みるみるうちに繁殖し、一時は50匹ほどまで増えました。

しかし庭や納屋で飼っていたこともあり、ウサギたちがネコやトンビ・カラスに食べられる被害が相次ぎ、30匹以上が持って行かれてしまいました。その後は20匹ほどに減ったといいます。


元飼い主

「周囲にCDを何枚もぶらさげて、ネットをぐるっとやっていたんです。上の方にもネットをやってたんですけどネコ、トンビ、カラス、イタチがやってきて大部分持っていかれたけんね。30匹以上は持っていかれたんじゃないかな。

出産して3~4日くらいしたら、母ウサギは小屋の中に入って、子ウサギだけ食べて逃げるっていうような状態でね。そういったのは動物の虐待になるよと言われました。

店のケージの狭い中で飼っているのを見て、こんな狭い所でかわいそうだと思って…広い所で飼ったら動物としても喜ぶと思ったんですけどね」