ペットが増えすぎて飼育できる数を超えてしまった状態を多頭飼育崩壊と言います。うさぎ年の今年、ウサギの多頭飼育崩壊が発覚しました。
鳥取県境港市の住宅で見つかったのは、狭い範囲でひしめき合うように育てられていた約25匹のウサギ。赤ちゃんの死がいも約50匹見つかったと言います。
なぜ悲劇は起きてしまったのか。この飼い主にも話を聞くことができました。

1枚の写真。
植木鉢やがれきが散乱した庭に、2匹のウサギが写っています。

また、別の写真では約10匹のウサギがエサを囲んでいます。
さらに、小屋の床には放置されたすさまじい量の糞尿があり、赤ちゃんウサギの死がいも写っていました。

これらの写真はすべて、鳥取県境港市内のある住宅で撮影されました。いわゆる、多頭飼育崩壊です。
取材班は、ボランティアでこの多頭飼育崩壊の現場の処理を行い、現在5匹のウサギを一時預かりしている女性に話を聞くことができました。
多頭飼育崩壊の現場をボランティアで処理 宇佐美桃子さん
「命を命として扱っていない。ウサギを飼う状況じゃないなというのが一番でした」
この住宅で多頭飼育崩壊が起きていることを知り、現場へ訪れると、そこで見たものは…