3日、鳥取県倉吉市の飲食店に男が押し入り、女性経営者に暴行を加え売上金などを奪ったとされる強盗傷害事件について、女性が虚偽の発言をしていたことが明らかになったとして、警察は6日、事件性はなかったと発表しました。

この事件は3日午後7時半ごろ、倉吉市内の飲食店に男が押し入り、店にいた女性経営者(30代)を殴って現金およそ15万円を奪って逃走した、とされていたもので、女性経営者は後頭部に全治2週間のけがを負うなどしていました。


強盗傷害事件として警察が捜査していましたが、6日午後の取り調べで女性経営者が「男が来て暴力を振るわれたのと、お金を取られたのは嘘です」と話したということです。

また防犯カメラの映像にも店を出入りしていた人物が他に見られなかったことなどから、事件性はなかったと判断しました。


警察は女性経営者について、虚偽の発言をしたとして、業務妨害罪や軽犯罪法違反などでの立件を視野に捜査を継続していくとします。

また、女性がけがをしていたのは事実だったということで、この経緯についても詳しく調べるとしています。