大塚主任教授は新型コロナワクチンと帯状ほう疹の直接的な関係は分かっていないとしたうえで、接種後は注意が必要と話します。
近畿大学医学部皮膚科学教室 大塚篤司 主任教授
「コロナワクチンを打ったことによって、イメージとして、脊髄のところにいた免疫が駆り出されて、ほかの免疫のところに働いたために、ヘルペスが増えやすくなったというのは論文等でいわれています。
多いところの報告だと、コロナワクチン接種者の10%くらいの人にヘルペスウイルスの活性化があったという報告もあります。
帯状ほう疹は治療薬もあるし、後遺症もほとんど無く治療が可能です。
コロナは後遺症の問題もあるので、バランスを考えると、コロナワクチンをしっかり接種してもらいたいと思います」
また、帯状ほう疹の患者数が増える50代以上には、帯状ほう疹のワクチン接種も検討してほしいとしています。
一方、「帯状ほう疹」をめぐっては、調剤薬局でも、ある異変が起きていました。