そして、11月11日。満を持して開所式が行われました。
「tetoteつなぐん家開所いたします。」
利用者の一人、篠田さん。高校2年生、16歳です。週に1度は訪れるといいます。

篠田さん(仮名)「学校と家が普通の社会の場所だったんですけど。ここはそれ以外の場所で、新しい空気が味わえて楽しいし。」
以前は家にいることが多かったそうですが、ここに来るようになって外に出る機会が増えたといいます。
篠原さん(仮名)「何してもいいというのが大きな場所で、勉強したりネコと遊んだりとか結構いろんなことができて気分転換にもなるし、新しいことも気づけるから気分のいい場所だと思っていて、過ごしやすいです。」
子どもが利用するだけでなく、ときには保護者と一緒に談笑することも。

篠田さん(仮名)の母「私たちが癒やされている。」「(最近何か変わられました?)笑顔が増えたかな。あす行こうかなといいながら過ごしているから。」
今川さんは、この施設をきっかけに、地域で子どもたちを支えていきたいと話します。
今川由紀子 代表「自分の家のようにリラックスして、自分たちが夢を追いかける場所としていろいろなことを学んでいってほしいなと思っています。子どもたちと一緒に成長して(tetoteを)一緒に作っていけたらなと思います。」

「tetote」は、平日の午前9時から午後8時まで利用できます。
こうした第三の居場所の取り組みは広がっていて、2023年には、鳥取県北栄町や南部町にもできる予定だということです。