島根県松江市に住む女性が「あなたは容疑者です」と突然言われ、身の潔白を証明するための調査名目で200万円をだまし取られました。

被害にあったのは松江市内の40代の女性です。

松江警察署によりますと9月25日、デジタル庁の職員を名乗る男から「あなたの携帯から大量の迷惑メールが発信されている」と、突然電話があり、その後、原宿警察署の職員を名乗る男から「個人情報が漏洩し悪用されている」「逮捕した特殊詐欺の犯人のアジトからあなたの口座が出てきてあなたは容疑者です」などと言われました。

さらに、検察官を名乗る男から身の潔白を証明するための調査名目で指定された口座に入金するよう指示され、女性は10月17日、200万円を振り込みました。

翌日、女性は金を振り込んだことを夫に相談し、詐欺だということが分かり松江警察署に被害を相談したということです。

警察は、警察や検察が捜査などの名目で金を要求することはないので、詐欺と疑うよう注意を呼び掛けています。