故・岡本喜八 監督
「やっぱり当時は米子では、やっぱり中学生ってのは映画見れなかったもんで、東京出てからどんどん見始めたんですよね。それがきっかけだったんじゃないかと。明治の専門部に行ったんすけど2年半ぐらい映画をたっぷり見て、それで何かやりたいっていうのね。野心が出てきたわけです」

57年前の1968年、BSSラジオで語る岡本監督の音声です。

日本映画界の鬼才とも呼ばれる岡本監督、娯楽要素に戦争の残酷さをにじませた数多くの戦争映画を世に送り出しました。

そこには反戦への思いが貫かれています。

この音声が収録された直前、岡本監督は終戦の日を描いた映画「日本のいちばん長い日」を世に送り出しました。
自身の戦争体験を踏まえて、岡本監督は…