島根県松江市で今年の新米の出来を評価する検査が始まりました。
初検査は、3品種(コシヒカリ・つや姫・つきあかり)・1000袋(1袋60kg)を対象に実施されました。
資格をもった検査員が袋から取り出したコメをまずは機械に入れ、水分量を計測します。
その後目視で、コメの状態をチェックしていくと…。
Q.これがいわゆる斑点米?
検査員「はい、斑点米。イネカメムシの特徴」
イネカメムシの影響で黒ずんでいたり、高温、渇水の影響で白く濁ってしまったコメなどが確認されました。
1等米の割合が去年の初検査で7.1%、通期で約3割だった「コシヒカリ」は、今年の初検査では1等米はゼロ。
一方、去年の初検査で1等米が9割を占めていた早生品種の「つきあかり」は、今年の初検査では約3割と、去年の結果を大きく下回りました。
JAしまね くにびき地区本部 中村隆 副本部長
「お米にとって一番大事な時期に水切れの部分もあったということで、乳白粒の発生も見られるが」「当然、1等米比率の向上に向けては取り組んでいかないといけないと考えている」
JAしまねくにびき地区本部では、今年、農家の販路が広がった影響で集荷量は去年より1万袋以上少ない8万2000袋と見込んでいます。