先日、番組に送られてきた1枚の写真。
島根県雲南市の山の上から、北の方角へ向けて撮影されたものです。
手前から宍道湖、島根半島、日本海が写っていますが、その向こう側に、長く巨大な陸地が続いています。方角的には「隠岐諸島」となるはずですが、70キロ以上も離れた隠岐にしては、大きすぎる気もします…。
これは本当に実際の隠岐の姿なのでしょうか。

「うっすらと見える隠岐諸島がやけに大きく見えるんです。何回見ても大きさが不思議でなりません。これは普通なのでしょうか?」
そんなメッセージとともに、「BSS私のスクープ投稿」に届いた1枚の写真。


手前の湖は宍道湖、その先が島根半島で、さらにその奥に70キロ以上離れているはずの隠岐諸島とみられる島が、思いのほか大きく写っています。

この写真は、本当の姿なのか。

謎を解き明かすため、取材班は撮影した周藤さん夫婦と一緒に、撮影現場に向かいました。
目的地は島根県雲南市大東町の畑展望公園の頂上、標高389メートルのポイントです。


記者「すごい!あれが、あの写真の隠岐諸島みたいな島ですかね?」
周藤さん「そうですね、きょうも写真の通りに見えますね」

目の前に見えたのは、あの写真と同じ光景です。
確かに、島根半島の後ろに、もう一つ大きな島の影が見えます。


試しに写真を撮影してもらいましたが、今回も同じような写真がバッチリ撮影できました。

ここで疑問が浮上します。
そもそもこの島、本当に隠岐なのでしょうか?