地震直後、妻の故郷である松江市に家族全員で避難しましたが、生まれ育った福島を離れたショックは大きく、なかなか気持ちの整理がつきませんでした。

猪苅憲應さん
「よく海の方行ってたから、釣りやら何やらで。だから、(水の都・松江は)水のそば、いいなぁと思って。でもなんか、3月になるとやる気なくなるよね…思い出しちゃって」

一時は何に対しても無気力な状態に陥り、日常生活もままならない日々。
そんなとき、転機となったのが知り合いが持ってきた1枚のチラシでした。