発電所や変電所などに関わる電気工事士として働いていた猪狩さん。
発災当時は福島第一原発からわずか5キロほど、福島県いわき市の山の中で火力発電プラントの工事にあたっていました。
猪苅憲應さん
「いわきで仕事してる途中ですごい揺れが来たんですね。ドドドドっとすごい大地震、もう揺れが止まらなかったですよ。それで山の上に避難したんです。
5時ごろかな、解散になって、海側を走ろうとしたら…もう何にもなかったですよ。津波で。」

南相馬市にあった自宅も被災し家は半壊。
それでも、幸い家族は全員無事でした。