1編成は団体用などとして当面残すとしていますが、いずれにせよ近い将来全て姿を消すことになりそうです。
会社の担当者も、観光利用を目指す路線にふさわしい車両だったと振り返ります。

一畑電車 野津昌巳営業部長
「5000系導入当時は一畑電気鉄道だったんですけれども、そこを代表する車両が入ったなという印象で。その当時、新人社員として見ていたということを改めて思い出したりしてました。
ゆったり座って頂ける車両ということで、やっぱり一畑電車のある意味『顔』となる車両であったことは間違いなかったかと思います。」

そうした車両のラストランだけに、今回、一畑電車は3日間かけて大々的なさよならイベントを実施。

初日は「しまねの木」編成との連結運転が披露され、最近見られなくなった長い4両編成が車体をくねらせて走る姿に、鉄道ファンたちがカメラを並べていました。