しあわせ動物写真家 福田幸広さん
「カヤネズミの巣がその奥にあるので、どうかなと思っているんですけど」

「カヤネズミ」。
体の大きさは大人の親指ほど。体重はおよそ7g、500円玉とほぼ同じ重さという日本一小さなネズミです。

その名の通り、「カヤ」と総称される
イネ科の植物が生えている草むらや河川敷、田んぼなどに生息するカヤネズミ。
国内では、41都府県で生息が確認されていますが、近年は土地の開発などでカヤが減少し、今では33都府県でレッドデータブックに掲載され、絶滅危惧Ⅱ類に指定されているところもあります。

9月11日。
この日、福田さんが向かったのは、鳥取県日南町内のとある場所。
雑草が生い茂るこの草原こそカヤネズミの出没スポット、福田さんの撮影フィールドです。

雨が降る中、背の高い「カヤ」をかき分け進んでいくと…