少子化などの影響で、人材確保に悩んでいるのは、民間企業だけではありません。大学生などを対象に、県職員の仕事を理解し、興味を持ってもらおうという仕事体験が、島根県庁で始まりました。

参加者「地元島根県の抱える課題に対して、長期的に貢献出来たらなと。」「外からじゃ見れないことをたくさん学んで行きたい。」

こう話す学生たちに島根県の丸山達也知事は…

島根県 丸山達也知事「是非とも県庁仕事を見て頂いて、皆さん方の将来の進路の選択肢に据えて頂ければと。」

5日からはじまったこの「島根県庁短期仕事体験」に参加しているのは、大学生など20人。

県職員の仕事を理解し、採用試験を受験するきっかけにして欲しいと、2023年に続いて開催されています。

参加した大学3年生 神垣海衣さん「(県職員の仕事は)いろんな角度から県民の生活のために貢献されてるなと思って。その職種の幅広さに驚かされました。」

少子化や民間企業との採用競争に厳しさが増す中、島根県では、従来の採用試験の他に、SPIという適正検査と面接による採用方法も導入するなど、多様な人材確保に努めているということです。

この仕事体験は、9月まで3回に分けて実施され、あわせて65人が参加。県庁各課での業務体験や県職員との意見交換などが予定されています。