そして、松江市内の老舗和菓子店では八雲の「怪談」出版120年を記念して、若手とベテラン職人がオリジナル和菓子を作りました。
その一つ、その名も「かっぱふぇ」。
悪さをする河童が人間に詫びる、『河童の詫び証文』という話とコラボしました。
抹茶アイスの下には、あんこや寒天など、盛りだくさん。
風流堂 野村奈央さん
「いろんな味が入っていて、ワクワクできるような、かわいい河童のお菓子になっている」
もう一品は、『雪女』とのコラボした「雪女プレート」。白装束を来た雪女を求肥で表現し、中にはバニラアイスが。
彩雲堂 大江克之さん
「最中の皮でアイスクリームが溶けないようにのせて、レモンピールと求肥を使い、雪女に仕立てました」
小泉八雲記念館・小泉凡館長
「中がアイスクリームだから、ホントになんか、雪女を食べちゃってる感じが」
このスイーツを考案したのは、大手グルメサイト「ぐるなび」の社員でありながら、地域活性化起業人として、松江市で働く寺島奈実さんです。
松江市商工企画課 地域活性化起業人 寺島奈実さん
「中心市街地に人を呼び込む仕掛けが必要かなと思い、今回は見た目もかわいらしいスイーツを作って、それが呼び水となって、ここに人がたくさん、行き交う姿になれば」
暑い夏、ひんやり涼しさを感じられるスイーツを怪談の世界に思いをはせながら、
味わってみてはいかがでしょうか。