感染経路は「県外往来」が急増

鳥取県 平井伸治 知事
「遠方から来られる方々には特別の注意をする必要があります」


9日、鳥取県の平井知事は、これからのお盆シーズン、県外の人々との交流に注意するよう呼びかけました。その理由が、コロナの感染経路です。

鳥取県が推定する感染経路別の推移を示したグラフを見ると、夏休みに入ってから学校などでの感染が少し減っているのに対し、右肩上がりで最も多くなっているのが、「県外往来」です。


鳥取県 平井伸治 知事
「いま大都市は正直なところ陽性者を把握できていないと思った方が良い。残念ながら検査能力が追い付いていません。
現にこうした大都市部との交流の中で感染したという方が今増えています。これが現実です」

厳重警戒の盆休み。島根県松江市のイベント会場で聞いてみると、こんな声も…

市民は
「親族には県外の人がいっぱいいます。毎回帰ってきますが、今年は寄られないかもしれません」
「遠くから帰ってくる人はいません。おうちで盆を迎えるだけです」

鳥取県では、主催する夏休みのイベント4件の中止をすでに決定。
「BA.5対策強化宣言」の発出に向け、政府・内閣府との協議に入っています。