トレンド 山崎絵美さん
「私が昔使っていた育児ノートの思い出ページには、全てタイトルが入っていました。お食い初めとかお宮参りとか七五三とか。
当時のいっくんの状況では、その思い出のどこも埋めることはできなかった。なので、思い出のページのタイトルは全て外しました。お母さんたちがそれぞれの思い出として、その時に残せるものを残してほしいなと思ったので。」

身長・体重の「成長グラフ」も工夫されています。

トレンド 山崎絵美さん
「体が小さいいっくんの場合、グラフはどこにも記入できなかった。だから、何グラムで生まれても最初から右に上がっていくグラフがつけられるように、数字を全てとりました。ちゃんと成長しているよって感じてもらえるように。」

その子の成長に合わせて自由に記入できるよう、縦軸・横軸ともに数字は空欄になっています。

自らの経験から生まれたノートは2021年に販売を開始すると、全国の障がい児・医療的ケア児の家族から大きな反響がありました。

「まさに理想のノートで全部が優しくて、涙が出ました。」(東京都・女性)
「自閉症児をもつ親です。色んな出来事でいっぱいで、後から読んで嬉しくなりました。」(千葉県・女性)

新たな商品も次々と生まれています。